みんな違う
違うからこそ、奏でられる⾳
“自己肯定感を高め、自信を持ってマイノリティがマジョリティ社会に参加しやすくなるための秘密基地”
『こどもオーケストラ』は、お子様たちがそれぞれ異なる音色を持つ楽器のように、「お子様それぞれの得意や長所、潜在能力をお子様自らが奏で、いずれその音色が調和するように、まず調律する役割を担いたい」という思いで立ち上がりました。
クラリネットのように温かく優雅な子、トランペットのように力強く元気な子、バイオリンのように主導的で勇敢な子。それぞれが自分の役割を果たすことで、全体として美しいハーモニーを奏でます。
私たちが目指すのは、各お子様が自分だけの音色を見つけ、自分自身のペースで発達・成長し、互いの音色を尊重しながら共に演奏する経験を得ることです。この過程を通じて、お子様たちは自分の価値や自己肯定感を見出すとともに、多様性を理解し、尊重することを学びます。
また、保護者様もお子様の成長を見守る中で、お子様に対する理解を深め、お子様から学ぶことや発見を楽しんでいただけたら幸いです。
『こどもオーケストラ』は、自己表現、互いの尊重、地域社会への参加、生活の工夫やアイデア、そして親子ともに安心し、何でも相談できる第二の家を目指します。
地域の利を活かした環境を通じて、お子様たちや保護者様への選択肢を増やすお手伝いをしたいと考えています。
コンセプト
子どもの『生きる』能力を育む療育
『こどもオーケストラ』は、お子様たちが自ら意思決定し、選択や判断する能力を育み、また必要に応じて相談することができるようサポートします。
お子様たちは成長するにつれて判断に悩み、一人で抱え込むことが増え、失敗を恐れて社会に参加することが難しくなることも少なくありません。そのため、『こどもオーケストラ』では、お子様たちがヘルプサインを出したり、相談したりすることで失敗を回避し、社会で上手に立ち回ることや二次障害を予防することを目指しています。
したがって、『こどもオーケストラ』では、集団の中でも、一人ひとりのお子様の能力を丁寧に評価し、個別の療育プログラムを提供します。診断名が同じでも、お子様はそれぞれ異なる個性や能力を持っています。私たちは長所を伸ばすだけでなく、短所としていたものが実は素晴らしい長所になり得ることを理解し、個別療育を通じてお子様の発達を促します。
ビジョン
⼦育ての中で発⾒や楽しさがある療育
療育は、子育てを応援し助力するものであり、お子様とご家族が、生活の中で楽しさや喜びを感じることを目指しています。
そのためには、お子様が自ら生活の中で楽しさや喜びを感じること、そしてご家族が子育ての中で発見や喜び、楽しさを感じることが重要です。また、ご家族の笑顔がお子様の安心感や笑顔を引き出します。
お子様は与えられた環境や経験によって形成され、与えられたものによって考え方や受け取り方が変わっていきます。したがって、主たる療育はご家庭や、こども園・学校で行われるものです。ご家族や関係者が笑顔でお子様の素敵な一面を発見し、褒めて共感することで、お子様もそれに応えて笑顔になるでしょう。
そして、その瞬間の積み重ねが、大変な子育ての中でも感動や嬉しさにつながり、それがループしていくことを目指します。
また、お子様だけではなく、ご家族全体をサポートし、お子様とご家族が気持ちを楽にし、社会生活を送るための基盤作りや社会参加の手助けをします。
ミッション
伴⾛者であり通訳者である療育
お子様のペースに合わせるだけでなく、成長の過程でずっと寄り添いながらお子様を伴走し、言葉にならない心や気持ちを丁寧に通訳する療育を提供します。
私たちはお子様とご家族の理解者でありアドバイザーですが、決して強要することはありません。最終的な決定権はお子様とご家族にあります。私たちは提案を行いますが、一方的な押し付けはしません。
また、私たちはライフイベントやライフステージを考慮し、お子様がつまずく前に「芽を先んじて摘み取る」ことで、お子様がより快適に生活し、社会に参加しやすい状態をご家族や社会とともに築くことを目指します。
お子様は地域社会で育つ存在です。私たちは地域社会においてお子様とご家族が居場所を見つけられるよう支援すると同時に、当事業所がご家族にとって悲しい気持ちや辛い気持ちを思い切り吐き出せる場所でもあり、何でも気軽に相談できる場所になることを目指しています。
こどもオーケストラのお約束
- お⼦様・ご家族の思いや意⾒を強制・矯正・否定しません。
- お⼦様とスタッフは対等関係です。
上から⽬線で押さえ込んだり諭したりすることはしません。 - ホスピタリティ精神をもち、お⼦様・ご家族と⼀緒に療育内容や⽬標を考えます。
- 私たちは常にお⼦様・ご家族のミカタ(味⽅・⾒⽅・⾝⽅)です。