療育

「今」を楽しむこと

太子町は随分と暖かくなってきました。
暖かいを通り越して暑い日も…夏もそう遠くないかもしれませんね(苦笑)。

本日のブログは、「今を楽しむ」ことについて記載できればと思います。
この記事では、特定の診断や、子ども、成人の有無を問わず、「そんな考え方もあるんだなー」程度に知ってもらえたらありがたいです。
堅苦しくならないために、ざっくり記載できればと思います。

よく、「あの頃は良かった」「あの時~していれば…」であったり、「将来大丈夫かな」「もし~なったらどうしよう…」と考えることがあります。かくいう筆者も、そんなことを考えることがあります。

これって、「今」ではなく、「過去」や「未来」の事を考えているんです。もちろん過去や未来のことを考えることは悪い事ではありません。人は過去の経験から学び、将来に活かすことができます。

しかしずっと、「過去」や「未来」の出来事を考え続けることって、結構しんどいです。そして何より、「今」できていることや楽しい気持ちが置き去りになってしまうことが少なくありません。なので「過去」や「未来」のことを考えている時のほとんどは、不安だったり、後悔などの感情を抱くことが多いです。

例を出してみましょう。
小学生の頃は「学校入るまでは楽しかった」、中学では「小学生の頃は楽しかった」、巡り巡って社会に出ると、「学生の頃は良かった」、歳をとると「若いころは良かった」、という言葉を聞いたり言ったりすることは多くあると思います。

要は「楽しい」「嬉しい」と感じるのは、基本的に「今」なのです。
「将来こうなったら良いなー」と考えている時間も楽しいですが、結局それを考えているのも「今」です。

認知行動療法では、活動記録表というもので、その時の気分の程度を記録することがありますが、これもなるべく出来事が起きた時や、その直後に書く方が、いわゆるポジティブな気分の程度を記録しやすいとされています。

また、マインドフルネスストレス低減法では、今起きていることや考えていることを存分に感じて味わうことで、必要以上に不安や後悔などのループ(ネガティブな反すう)から離れやすくなるとされています。

要は今が一番楽しいこと、その楽しさや喜びを思い切り味わえたら、色々視野も広がるということですね。仮にとっても楽しい事や大好きなことをしていても「明日学校かー」、「帰ったらご飯何準備しよう」など考えていたら楽しい事も楽しめない、というのは誰しも経験があるかと思います。

とはいえ言うだけなら簡単で、実際に「今」を楽しもうと思うと、意識しなければなかなか難しいものです。冒頭にも書きましたが、過去から学び、将来に活かそうとするのが人間ですから(笑)。ですので、まずはそのことを知れれば十分かと思います。知って始めることもとっても大事です。

様々な説はありますが、筆者個人の考えとしては、楽しみ続けるだけが全てではないと思いますし、かといってずっと不安や後悔に捕らわれ続けるのもしんどいなーと思います。それに価値観も人によって様々あるかと思います。
ですので、丁度良いくらいで、楽しむときは楽しむ、考える時は考える、ができれば良いな、と思います。バランスよく楽しめれば、色々な可能性に気づくこともできるかもしれませんからね。

というのを筆者も普段の生活でも思い出すようにしています(笑)

文責:高野

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